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ご挨拶
お客様に選ばれる企業へ
NADIXは時代の変化に対応し、常に最適なサービスを提供いたします。
代表取締役社長 中村 浩
私たちNADIXグループは、地域に根ざした事業活動をもとにお客様のニーズに多様にお応えし、お客様から選ばれ、愛される企業になることを理念とし、取り組んでまいりました。
創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 浩
徒然 NOTE BOOK

みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

第33号(2011年09月)

国境での風景

中国遼寧省丹東・・・
と言っても、どのあたりかお分かりの人は少ないと思います。実は北朝鮮と川で国境を隔てている街なのです。先日、ここまで行ってきました。
中国側から遊覧船に乗り、北朝鮮の川岸までわずかのところまで近づくのです。国境は川の真ん中と決められているのですが、お互いに相手国の陸地に足を掛けなければ良しとしているとのこと。だから、ヤバイぐらい近づきます。





よく見ると北朝鮮の子供たちが遊んでいるのがすぐそばで確認できます。
ただし、川と言っても大きな船が接岸できるような場所なので水遊びができるわけではありません。
ボール遊びをしているわけでもなく、ただこちらを眺めているだけなのです。


そして、そのすぐ近くには『監視小屋』があり、そこから北朝鮮兵がにらみを利かせていました。
やはりすごい緊張感が伝わって来ます。



この橋は当時の日本軍が掛けたそうです。
現在は互いの貿易の物流手段として貨物列車が行き来するのと、中国の人が北朝鮮へ観光に行くときの交通手段となっているようです。
北朝鮮の例の【お偉い方】が、中国に外遊に来る時は必ずこの橋を渡ってくるらしいのですが、その数日前からは中国側の街も厳戒態勢になり、川岸の建物はカーテンも締め切るように当局から指示が出るそうです。



丹東には北朝鮮政府が経営するレストランがあります。この女性たちは毎日川向うからやって来ます。全員美形で身長もそろっていて、2年交代だそうです。
普段はウエートレスとして料理を運ぶのですが、お客とは一切会話をしません。そんな彼女たちがショーの時間になると満面の笑顔でエレキギターやドラムで演奏し歌を歌います。もうマジックショーの世界のようで、目が点になってしました。
ちなみに食事に来ていたのは、我々以外は全員韓国からの団体さんでした。歌の内容のほとんどが南北統一を希望する歌だったそうです。


これらのレストランは数か所あり、どれも外貨獲得が目的らしく、ほかにも北朝鮮の紙幣も販売していました。
売店では周りを気にしながら隠すように、北朝鮮の人たちが付けているバッチを勧めてきました。 

同行してくれた中国のガイドさんが言いました。
「一泊する北朝鮮ツアーあるよ。日本人も行ける。ただし帰って来れる保証は無いね。」
勘弁してくれと心でつぶやき丁重に断りました。
生きている間にこの国へ自由に行けるときは来るのでしょうか。


朝鮮戦争でB29の爆撃により寸断された2本あるもうひとつの橋が、北朝鮮を取り巻く現状を物語っているようでした。



by Hiroshi Nakamura