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ご挨拶
お客様に選ばれる企業へ
NADIXは時代の変化に対応し、常に最適なサービスを提供いたします。
代表取締役社長 中村 浩
私たちNADIXグループは、地域に根ざした事業活動をもとにお客様のニーズに多様にお応えし、お客様から選ばれ、愛される企業になることを理念とし、取り組んでまいりました。
創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 浩
徒然 NOTE BOOK

みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

第98号(2017年05月)

働き方今昔物語

私もサラリーマンであれば、あと2年余りで定年という節目を迎えることになります。
本当にあっという間でした。
一方で、春になると社会人一年生が頑張っている姿を見かけ、私自身が三十数年前の新入社員だった頃のことを思い出します。

私は大学卒業後の数年間、メーカーの販社でお世話になりました。
当時はコンプライアンスなどという言葉も形も存在せず、会社は業績がすべてでした。
有給休暇取得など考えられず、風邪で休んでも申請方法すら知りませんでした。

喫煙も自分の机に灰皿が置いてあり、セールスが帰ってくるとたばこの煙で室内は白く煙っていました。

「見て覚えろ」の時代なので、出来ないセールスには今でいうパワハラ暴言は日常茶飯事。
口よりも手が出てしまう上司もいました。(当時の小学校の教師から受けた張り手みたいなものです)


私の課の所長がせっかくまとめた手書きの今月の業績見通し(当時はPCなど有りません)を、「なめとんか! こんなもん受け取れるか」と所長の上長が、その報告書を目の前で破り捨てるのを見て、新入社員の私達はとにかく静かに目線を合わせずじっとしている事しか出来ませんでした。
もっと酷い上司は、部下に向かってガラスの灰皿を投げつけたと聞きます。
当たれば間違いなく病院行きです。(変に息が合うのか、投げる側と避ける側がいつも反対だったのが警察沙汰を起こさない冷静さにちょっと安心したりなんかしました)
特攻隊の日の丸に必勝と書かれた鉢巻きを締め、声をからして目標を叫ばされるのですが、ちょっとでも自信無げな小さな声だったり、いつも個人成績の未達のセールスに対しては「声が小さいんじゃ! やり直し!」。泣きながら10回やり直しをさせられていた先輩がいましたが数か月後に退職していきました。


こんな時代。こんな会社が存在していたのは事実です。
業績を落とす恐怖と、実績が上がった時の胸を張る高揚感。
今では異常なことですが、内容の大小は有れど日本の多くの販売会社で行われていた実態です。

時が変わり働き方も変わってきました。
これから日本の人口はどんどん減少していきます。
将来多くの企業で、外国人比率のほうが高くなっているかもしれません。。
外国人の上司が日本人の部下を叱責しているなんてことが中小企業でも普通に行なわれているかも…

さすがに日の丸の鉢巻を締めてガラスの灰皿は投げないでしょうけどね。


by Hiroshi Nakamura