50周年記念!みんなで北京旅行体験っ!!
2010年06月17日 [スタッフ]
創業50周年。
その記念式典の開催を兼ねて、グループの従業員みんなで北京旅行へ行き、無事に帰ってきました。
中国・北京どころか、海外旅行そのものが初めてという参加者も多く、それぞれにとって、これ以上ないほど心に残るイベントとなったことは間違いありません。
今回は、その旅行の一部を写真とともにご紹介したいと思います。
まず 一日目。
集合場所は関西空港。
会社のメンバーと顔を合わせているとはいえ、お互いの私服姿を初めて見た者も多かったようで、みんなの「仕事スイッチ」はハナからオフ!
前日までの仕事の疲れなどどこかへ吹き飛んでしまったらしく、賑やかな出発となりました。
飛行機内では、ガイドブックを読む者あり、機内食をアテにお酒をいただく者あり、眠りにつく者あり…と、様々。
約3時間の空の旅を楽しみました。
朝鮮半島をまたいで降り立った北京の空港。
早速、読めない漢字で綴られた中国語のポスターや標識を見て、外国へ来たのだとテンションが上がります。
全員の入国手続きが終わると、中国人のガイドさんと合流しました。
バスに乗り込み、関西弁まで使いこなすガイドさんの流暢な案内を聞きながら、北京市街へと走ります。
バスから眺める窓の外には高層マンションがズラリと並び、時折目に入るスラム街。
そんなところに、この数年で急成長を遂げたという話を現実的に感じました。
最初の目的地は、天壇公園。
ここの門で、「ようこそナカムラグループ」という垂れ幕を掲げ、怪しいお面をかぶった人間に歓迎されました。
なんと、そのお面の下に隠されていたのは… 先に北京入りしていた社長と幹事らの笑顔でした。
そんな社長らと合流し、天壇公園の見学へと歩みを進めました。
天壇公園は1998年に世界遺産登録された、中国最大最古の壇廊建築物。
特に圧巻だったのは、皇帝が五穀豊穰を祈ったという祈念殿。
なんと、釘を一本も使わずに柱の組み上げだけで作られているとか。
鮮やかな配色による外観だけでなく、その技術からして目を奪われるものがありました。
また、天壇公園内では、各所で現地の方々が思い思いに自由に過ごされていました。
太極拳、トランプ、楽器演奏などなど。
日本で考えた場合、奈良の東大寺でトランプをしたりするような感じでしょうか。
荘厳な空間と、そこにいらっしゃる人々のゆるい空気のギャップがまた興味深いところでした。
ここの土産物屋で、社長からの北京での買い物講座「3~5分の1まで値下げさせる方法」をひとつ聞きましたのでご紹介。
「200げん」
と声をかけられたら、まずは
「高い高い」
と立ち去ります
すると 逃がさないようにと、
「わかった、わかった、150げん」
と値下げしてきます。
まだまだ
「ノーノー」
と断って、立ち去るそぶりを見せると、
「100げん、100げん」
と半値あたりまで下がります。
ここで
「50げん」
と言えば、
「80げん」
と言われるまでに値下げできます
が、ここでもう一度立ち去り、10メートル離れると
「…オッケー、50げん」
と最初の価格の4分の1までは下げて買うことができました。
天壇公園を離れて次に向かったのは、茶芸館。
様々な種類の中国茶を、本場の茶器で試飲することができます。
どれを飲んでも美味しかったのですが、一葉茶というお茶だけは渋くて苦く、いくら体にいいと説明されてもなかなか飲み干すことは出来ませんでした。
その後、ホテルに入る前にみんなで中国のセブンイレブンへ。
日本と変わらないお菓子やジュースが、パッケージの表記だけ中国語になっていたりして、見ているだけで飽きないコンビニでした。
特に多く我々に買われていたのは、ビールだったかも知れません。
4~6元(高くても90円ぐらい)という金額でビールが売られており、みんなここぞとばかりに買い込んでおりました。
…と、ここでやっと一休み、ホテルへのチェックインです。
我々が宿泊したホテルは、北京マリオットシティーウォール。
北京で5つ星の評価がされているそうです。
セキュリティ設備は充実、ロビーの天井は高く、部屋は広く、日本語を話すことができる従業員もいて、それはもう誰もが満足するに違いないホテルでした。
夕食は、お待ちかねの北京ダッグ!
目の前で北京ダッグが切り分けられ、盛り付けられます。
カリカリなのに、口に入れて噛むと、美味しい脂がジュワーと出る感覚に酔いしれました。
店からホテルへ戻る途中、王府井大街という繁華街へ。
ここに並ぶ屋台で売られている串焼きを見て、ビックリ仰天。
ザリガニ、ヘビ、ゲンゴロウ…。
それを焼く臭いもまた強烈で、これには目を丸くしていました。
一日目の観光は、これで終わり。
二日目に備えてゆっくり休んだ者もいれば、遅くまでホテルの部屋で中国のお酒を楽しんだ者もいたようでした。
二日目。
ホテルの広い食堂でビュッフェスタイルの朝食をいただき、バスに揺られて80分。
バスから降りた先に広がっていたのは、これもまた当然ながら世界遺産の万里の長城。
宇宙から地球を見おろした際に、肉眼で確認できる唯一の建造物らしいですね。
古くは周の時代から、300万人以上の人間が10年以上の苦労を重ねて建設された、騎馬民族からの来襲を防ぐための防衛壁。
2500年以上の時を経て残る万里の長城は、今も私達を圧倒しました。
全長6000キロを超える万里の長城のうちのほんの一部を歩いて登ってみましたが、自らの体力のなさを嘆く人が絶えませんでした。
ただ、少し涼しい長城の上から眺める壮大な景色は、どんな疲れにも変え難いものであったことは間違いありませんでした。
万里の長城を離れ、北京市街へ戻る途中でお昼ご飯です。
ここでは、飲茶をお腹いっぱいいただきました。
一番人気はニラたっぷりの餃子だったかと思います。
普段、日本では「餃子の王将」ぐらいにしか行かないため、本場の中華料理には見た目も味も珍しいものが多くて楽しめました。
次にバスから降りたのは北京オリンピック会場「鳥の巣」の前。
北島康介が連覇を果たし、女子ソフトボールの金メダルで歓喜に湧いた北京オリンピックから、もう二年が立つのですね。
道路を挟んだ向かい側から眺めただけでしたが、「あの」会場だということを意識すると、感慨深いものがありました。
北京市街地へ戻り、この日最後の目的地である天安門広場へ。
今から約21年前に起きた、天安門事件の現場。
とにかく広く、ここで中国の人々が自由の在り方を巡って争い、虐殺まであったことなどは想像できないほど、今は平和な空気に満たされていました。
天安門広場を通り、故宮博物院に足を運びました。
かつて紫禁城と呼ばれていたこの宮殿もまた、世界遺産の一つ。
ここもまた広く、全てを見学するにはまず一日かけても難しいぐらい。
さすがに朝から万里の長城の一部を踏破してきているので、ここはもう歩くだけで精一杯という人間もチラホラ。
こんな時のためにも、しっかり体力をつけておかねばと肝に命じたものです。
この日の夜は、参加者全員が一室に集っての50周年式典でした。
二胡の演奏に始まり、華やかな式典となりました。
仕入先の方や、OBの方からのビデオメッセージの放映。
社長による、創業者である前社長の逸話。
「創業50周年」と言葉にすれば一言ですが、その50年もの長い間に緒先輩方が築き上げていただいた基盤の大切さと偉大さを、知ることができました。
そして三浦部長による乾杯の後は、歓談タイムです。
中国雑技団の演舞、中華料理コースのカロリー当てクイズ、〇×クイズ、お楽しみ一日社長…などの催し物で、みんな仲良く楽しみました。
この式典最後のプログラム
「私がいるのは貴方のおかげ」
この企画が、とにかく大成功でした。
社員本人に内緒で、その社員の家族に会社から連絡を取り、ビデオメッセージを撮影させていただくというものです。
家族に撮影に来られていた社員本人は、ビデオ放映の瞬間まで、全く気づいておりません。
全従業員の前で、家族に自分の恥ずかしいプライベートを明かされながらも、感謝の気持ちを告げられて。
普段は「一社員」であるそれぞれが、この時ばかりは「娘」や「夫」や「父親」に戻っていました。
さらに最後のサプライズとして、社長のご家族からのビデオメッセージも。
これにはさすがの社長も「うそっ!うそっ!」と驚きを隠せなかったようでした。
特に、創業者の一人でもある社長のお母様からのビデオメッセージは…胸に染みるものがありました。
そして戸川部長の締めの言葉で、式典に幕は降りました。
夜の自由時間には足裏マッサージで疲れを取り、就寝。
北京最後の夜を超えて、翌日昼の便で大阪へと帰ってきました。
今回の50周年旅行、特に式典がなければ、50年という年月の重みに気づけなかったかも知れません。
それだけでも、大いに有意義な機会でありました。
そして「次の50年」への歩みはもう既に始まっています。
50年後のための、今現在の一歩一歩を進める努力を、足をつく基盤があるありがたさを、それぞれ忘れずに毎日を生きていきたいです。
その記念式典の開催を兼ねて、グループの従業員みんなで北京旅行へ行き、無事に帰ってきました。
中国・北京どころか、海外旅行そのものが初めてという参加者も多く、それぞれにとって、これ以上ないほど心に残るイベントとなったことは間違いありません。
今回は、その旅行の一部を写真とともにご紹介したいと思います。
まず 一日目。
集合場所は関西空港。
会社のメンバーと顔を合わせているとはいえ、お互いの私服姿を初めて見た者も多かったようで、みんなの「仕事スイッチ」はハナからオフ!
前日までの仕事の疲れなどどこかへ吹き飛んでしまったらしく、賑やかな出発となりました。
飛行機内では、ガイドブックを読む者あり、機内食をアテにお酒をいただく者あり、眠りにつく者あり…と、様々。
約3時間の空の旅を楽しみました。
朝鮮半島をまたいで降り立った北京の空港。
早速、読めない漢字で綴られた中国語のポスターや標識を見て、外国へ来たのだとテンションが上がります。
全員の入国手続きが終わると、中国人のガイドさんと合流しました。
バスに乗り込み、関西弁まで使いこなすガイドさんの流暢な案内を聞きながら、北京市街へと走ります。
バスから眺める窓の外には高層マンションがズラリと並び、時折目に入るスラム街。
そんなところに、この数年で急成長を遂げたという話を現実的に感じました。
最初の目的地は、天壇公園。
ここの門で、「ようこそナカムラグループ」という垂れ幕を掲げ、怪しいお面をかぶった人間に歓迎されました。
なんと、そのお面の下に隠されていたのは… 先に北京入りしていた社長と幹事らの笑顔でした。
そんな社長らと合流し、天壇公園の見学へと歩みを進めました。
天壇公園は1998年に世界遺産登録された、中国最大最古の壇廊建築物。
特に圧巻だったのは、皇帝が五穀豊穰を祈ったという祈念殿。
なんと、釘を一本も使わずに柱の組み上げだけで作られているとか。
鮮やかな配色による外観だけでなく、その技術からして目を奪われるものがありました。
また、天壇公園内では、各所で現地の方々が思い思いに自由に過ごされていました。
太極拳、トランプ、楽器演奏などなど。
日本で考えた場合、奈良の東大寺でトランプをしたりするような感じでしょうか。
荘厳な空間と、そこにいらっしゃる人々のゆるい空気のギャップがまた興味深いところでした。
ここの土産物屋で、社長からの北京での買い物講座「3~5分の1まで値下げさせる方法」をひとつ聞きましたのでご紹介。
「200げん」
と声をかけられたら、まずは
「高い高い」
と立ち去ります
すると 逃がさないようにと、
「わかった、わかった、150げん」
と値下げしてきます。
まだまだ
「ノーノー」
と断って、立ち去るそぶりを見せると、
「100げん、100げん」
と半値あたりまで下がります。
ここで
「50げん」
と言えば、
「80げん」
と言われるまでに値下げできます
が、ここでもう一度立ち去り、10メートル離れると
「…オッケー、50げん」
と最初の価格の4分の1までは下げて買うことができました。
天壇公園を離れて次に向かったのは、茶芸館。
様々な種類の中国茶を、本場の茶器で試飲することができます。
どれを飲んでも美味しかったのですが、一葉茶というお茶だけは渋くて苦く、いくら体にいいと説明されてもなかなか飲み干すことは出来ませんでした。
その後、ホテルに入る前にみんなで中国のセブンイレブンへ。
日本と変わらないお菓子やジュースが、パッケージの表記だけ中国語になっていたりして、見ているだけで飽きないコンビニでした。
特に多く我々に買われていたのは、ビールだったかも知れません。
4~6元(高くても90円ぐらい)という金額でビールが売られており、みんなここぞとばかりに買い込んでおりました。
…と、ここでやっと一休み、ホテルへのチェックインです。
我々が宿泊したホテルは、北京マリオットシティーウォール。
北京で5つ星の評価がされているそうです。
セキュリティ設備は充実、ロビーの天井は高く、部屋は広く、日本語を話すことができる従業員もいて、それはもう誰もが満足するに違いないホテルでした。
夕食は、お待ちかねの北京ダッグ!
目の前で北京ダッグが切り分けられ、盛り付けられます。
カリカリなのに、口に入れて噛むと、美味しい脂がジュワーと出る感覚に酔いしれました。
店からホテルへ戻る途中、王府井大街という繁華街へ。
ここに並ぶ屋台で売られている串焼きを見て、ビックリ仰天。
ザリガニ、ヘビ、ゲンゴロウ…。
それを焼く臭いもまた強烈で、これには目を丸くしていました。
一日目の観光は、これで終わり。
二日目に備えてゆっくり休んだ者もいれば、遅くまでホテルの部屋で中国のお酒を楽しんだ者もいたようでした。
二日目。
ホテルの広い食堂でビュッフェスタイルの朝食をいただき、バスに揺られて80分。
バスから降りた先に広がっていたのは、これもまた当然ながら世界遺産の万里の長城。
宇宙から地球を見おろした際に、肉眼で確認できる唯一の建造物らしいですね。
古くは周の時代から、300万人以上の人間が10年以上の苦労を重ねて建設された、騎馬民族からの来襲を防ぐための防衛壁。
2500年以上の時を経て残る万里の長城は、今も私達を圧倒しました。
全長6000キロを超える万里の長城のうちのほんの一部を歩いて登ってみましたが、自らの体力のなさを嘆く人が絶えませんでした。
ただ、少し涼しい長城の上から眺める壮大な景色は、どんな疲れにも変え難いものであったことは間違いありませんでした。
万里の長城を離れ、北京市街へ戻る途中でお昼ご飯です。
ここでは、飲茶をお腹いっぱいいただきました。
一番人気はニラたっぷりの餃子だったかと思います。
普段、日本では「餃子の王将」ぐらいにしか行かないため、本場の中華料理には見た目も味も珍しいものが多くて楽しめました。
次にバスから降りたのは北京オリンピック会場「鳥の巣」の前。
北島康介が連覇を果たし、女子ソフトボールの金メダルで歓喜に湧いた北京オリンピックから、もう二年が立つのですね。
道路を挟んだ向かい側から眺めただけでしたが、「あの」会場だということを意識すると、感慨深いものがありました。
北京市街地へ戻り、この日最後の目的地である天安門広場へ。
今から約21年前に起きた、天安門事件の現場。
とにかく広く、ここで中国の人々が自由の在り方を巡って争い、虐殺まであったことなどは想像できないほど、今は平和な空気に満たされていました。
天安門広場を通り、故宮博物院に足を運びました。
かつて紫禁城と呼ばれていたこの宮殿もまた、世界遺産の一つ。
ここもまた広く、全てを見学するにはまず一日かけても難しいぐらい。
さすがに朝から万里の長城の一部を踏破してきているので、ここはもう歩くだけで精一杯という人間もチラホラ。
こんな時のためにも、しっかり体力をつけておかねばと肝に命じたものです。
この日の夜は、参加者全員が一室に集っての50周年式典でした。
二胡の演奏に始まり、華やかな式典となりました。
仕入先の方や、OBの方からのビデオメッセージの放映。
社長による、創業者である前社長の逸話。
「創業50周年」と言葉にすれば一言ですが、その50年もの長い間に緒先輩方が築き上げていただいた基盤の大切さと偉大さを、知ることができました。
そして三浦部長による乾杯の後は、歓談タイムです。
中国雑技団の演舞、中華料理コースのカロリー当てクイズ、〇×クイズ、お楽しみ一日社長…などの催し物で、みんな仲良く楽しみました。
この式典最後のプログラム
「私がいるのは貴方のおかげ」
この企画が、とにかく大成功でした。
社員本人に内緒で、その社員の家族に会社から連絡を取り、ビデオメッセージを撮影させていただくというものです。
家族に撮影に来られていた社員本人は、ビデオ放映の瞬間まで、全く気づいておりません。
全従業員の前で、家族に自分の恥ずかしいプライベートを明かされながらも、感謝の気持ちを告げられて。
普段は「一社員」であるそれぞれが、この時ばかりは「娘」や「夫」や「父親」に戻っていました。
さらに最後のサプライズとして、社長のご家族からのビデオメッセージも。
これにはさすがの社長も「うそっ!うそっ!」と驚きを隠せなかったようでした。
特に、創業者の一人でもある社長のお母様からのビデオメッセージは…胸に染みるものがありました。
そして戸川部長の締めの言葉で、式典に幕は降りました。
夜の自由時間には足裏マッサージで疲れを取り、就寝。
北京最後の夜を超えて、翌日昼の便で大阪へと帰ってきました。
今回の50周年旅行、特に式典がなければ、50年という年月の重みに気づけなかったかも知れません。
それだけでも、大いに有意義な機会でありました。
そして「次の50年」への歩みはもう既に始まっています。
50年後のための、今現在の一歩一歩を進める努力を、足をつく基盤があるありがたさを、それぞれ忘れずに毎日を生きていきたいです。