創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。
第15号(2010年04月)
しみじみと・・・
ようやく春らしくなってきました。
数日前には、あと1ヵ月後にはクールビズの季節がやってくるなんて想像できないぐらいの春冷えでしたね。
暖かいと気持ちが晴れやかになり、スポーツをするのも最高の季節です。
さて、先日、友人と食事をする機会がありました。
彼は、ある大手メーカーの管理職で、私と会うたびに、部下が思うように動いてくれないことに対する不満をぶちまけていました。
直接組織に関係ない私は、彼にとってストレス発散にはちょうど良いのでしょう。
「なんで俺の言ったことをやってこないんやろう」
「評論家のようなことを言ってくる。自分がどうするかまるで考えてない」
「ほんとに疲れるわ」
分からなくもないけれど、「頑張れよ」って励ましつつも、彼のストレスが自分にもかぶさってくるのが分かります。
「もう少し、部下を見る視点を変えてみては?」
「時には裸で部下にぶつからないと。心を開きあうことって難しいけど大切やぞ」
いろいろアドバイスはするものの、彼に話しながら自分は本当に出来ているのかと心苦しくもなります。
そんな彼がこんな話をしてくれました。
彼の一番下の息子は小学生で、リトルリーグに入っており、休日は時間の許す限り試合の応援に出かけているそうです。
試合のあとには反省会があるそうで、勝った原因・負けた原因をお互いに意見を述べるのですが、ある意味小学生はまっすぐで遠慮を知りません。
「負けたのは、○○君が言われたことを守らなかったせいだと思います」ってな具合。
聞いていて、時に残酷で親としてはハラハラするそうです。
そんなある日の反省会でのこと。
いつものような発言に対して、今まで一度も口を挟まなかった監督が次のようなことを言われたそうです。
「みんなよく考えてみよう。仲間がミスをしたときに自分はその子に何をしてあげたかを。」
たった一言だったそうですが、小学生たちの目が明らかに変ったそうです。
大人と違い照れも無く、すぐに変れるのも小学生のすばらしいところ。
「○○君がエラーしたあと、近寄って声をかけ励ますこともできたのに、腹が立って○○君と目を合わせようとしませんでした」
同様の意見が堰を切ったように出てきたそうです。
彼は「小学生ってすごいよな。ほんとに息子に教えられたわ」と苦笑いしながら私に語りかけていました。
「俺さぁ、部下に対して何かが欠けていたんだけど、少し分かったような気がする」
そう言って、いつになく軽やかに話す友人に、私も嬉しくなり微笑みながら、その日は彼のハイテンションに深夜まで付き合いました。
by Hiroshi Nakamura