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ご挨拶
お客様に選ばれる企業へ
NADIXは時代の変化に対応し、常に最適なサービスを提供いたします。
代表取締役社長 中村 浩
私たちNADIXグループは、地域に根ざした事業活動をもとにお客様のニーズに多様にお応えし、お客様から選ばれ、愛される企業になることを理念とし、取り組んでまいりました。
創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 浩
徒然 NOTE BOOK

みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

第105号(2017年12月)

45周年マイナス1

会社には幾つかの歴史の節目が有ります。
創業、株式会社としての登記設立、自社ビル所有、売り上げが1億や10億、20億などの大台に乗るなどです。
このような、将来、過去を振り返った時に記録として残るものは、その時の時代背景や気持ちを思い起こさせます。

有限会社としてスタートしたNADIX株式会社(株式会社ナカムラ)が株式会社として登記設立したのは、昭和48年12月24日のことでした。
この年のクリスマスイヴは、両親にとって思い出深い一日だったことと想像します。


2017年、今年も僅かとなりました。
またクリスマスイヴがやってきます。
こうして無事に一年を終えられるのも社員のお陰です。
何か気持ちだけでもお礼をすることにしました。
ちょうど今年は設立45年(創業57年)の節目の年だし・・・。


金一封とメッセージカード。
明日渡します。
皆んな喜んでくれるかなぁ。
額が僅かなので、メッセージもちょっと軽く行きました。
子供の頃、サンタがいると信じて、プレゼントをもらった嬉しい気持ちを思い出してくれて、そんな社員の笑顔が見れたなら幸せです。

準備してから気付きました。
今年は設立44年。なんと1年間違ってました。
45周年のイラストに急遽【イヴ】の文字を追加です。
年度も【イヴ】なら、日付も【イヴ】ってことで何かいい感じ(^^)/


45年-1ってことで・・・


急遽【プレ】を追加した封筒


by Hiroshi Nakamura

 

第104号(2017年11月)

真実に向かうための行動

私達は、マスコミの報道を全て正しいことと受けとめていた時代から、ネットの普及によって事実と異なることもあると知るようになりました。

日々繰り返される国際情勢に関する報道においても、韓国や中国に対する国民感情も大きく変化しており、これは韓国・中国国民が日本に抱く感情の変化についても同様だと思います。

そんな中、You Tubeで、ある動画を見て自分の中の何かが動かされました。

中国や韓国の街中で、目隠しをして、
【私は日本人です。日本では多くの人が「中国人は日本人のことを嫌いである」と思っています。でも私はそうは思いません。私はあなたを信じます。あなたは私を信じてくれますか?
もし、そうならハグを…】と書いたプラカードを横に置き両手を広げてただひたすらに待つのです。

遠巻きにに眺める人。
プラカードを読んで通り過ぎて行く人。
すると、ある中国人の男性が目隠しをしている日本人青年にハグをしに行ったのです。
その後、男女問わず多くの人々がハグをしに…


同じことが韓国でも…

とても心打たれました。
国と国の関係は悪化していても、人と人の間には国境など無いと…


思い込みではなく、真実を知ることの大切さ。
そして、そのために行動することの大切さ。
傍観や中傷することは容易いことだけど、行動してこそ人々の心を動かせるのですね。


by Hiroshi Nakamura

 

第103号(2017年10月)

大切な人との出会いと別れ

去年から出張の機会が増え、利便性もあり月に数回飛行機を利用します。
空港では、人生と同じような出会いと別れを目にすることがあります。

到着出口では、やっと会えた喜びの笑顔。手を振りここだよと年配の女性に大声で知らせるお孫さんと思われる女の子。その存在に気付いた途端、不安そうだった女性の顔が満面の笑みに変わるのです。


一方、出発ゲート手前の手荷物検査場前では、姿が見えなくなるまで手を振る人たちがいます。
中には涙を流し時の流れを惜しむ人たちもいます。絡めた手を解くことが出来ない恋人たちも…
またしばらく会えなくなるのかな…
辛い思いが私にまで伝わり切なくなります。

人生における大切な人との出会いと別れ。
誰もが必ず経験するものです。

もしかしたら、今日が永遠の別れとなることもあります。


私は、経営者なので多くの方々とお会いする機会があります。
たった一度きりとなる人もいれば、私の人生に大きな影響を与えることとなる人もいます。
経営者なら誰もが経験する孤独感から、信頼や時として尊敬を寄せる大切な存在として救ってもらえることもあるのです。

私も人生を折り返し、経営者としてのリタイアも決して遠い将来のことではありません。

人との出会いを大切にし、これからは私がそうさせてもらっていたように、その人の人生に大きな影響を与えられるような人間になっていけたならこれほどの幸せはありません。

常に感謝する気持ちと笑顔を忘れずに…


by Hiroshi Nakamura

 

第102号(2017年09月)

会社の「生きざま」

創業57年ともなると当社も色々な事がありました。
社員の独立や同業他社への転職などもその一つです。
自分自身の中で、やるせない思いもたくさんありました。
人の本質は善なのか悪なのか、それがわからなくなってしまうほどの事もありました。

それでも、癌で亡くなる3ヶ月前、父が私に残した言葉。
「社員みんなと力を合わせて頑張ってくれ」という声を心に手繰り寄せては
お客様に対しても「無条件の善で有り続けたい」という信念を大切に
悔しさに沈むより、前を向き、皆で乗り越えてきたように思います。

そんな中・・・
東京出張から、かなり遅い時間に帰社した時のことです。一人の社員が残っていました。その彼から報告があり
「お客様のところで、同業他社に転職した元社員が、当社の誹謗中傷をして帰った」という事実を聞かされました。

幸い、お客様はそんな彼等のことを笑い流してくださっていたそうですが
詳細を聞くほど溜め息の出てしまうような、事実と異なる内容でした。
また、残念ながらお客様を騙すような営業と大差がないようにも思いました。

悔しさというより、大切にしてきたお客様への冒涜のような気にさえなってしまいました。

当社の社員は、私がそのような事をすることを最も嫌っていることを知っているため、どんな場合でも他社批判はいたしませんが、相手に言われたことに反論せず、誠意ある対応のみによって信頼を回復し積み重ねていくことはとても大変なことであるとも感じています。
今回の件では、当社の社員には何の罪も無い事なのに、反論などの冒涜合戦に走ることをしないがゆえに、辛い思いをさせていることに申し訳なくなります。

しかし、何よりも大切なことは
ビジネスにおいても
人としても大切な基本的な実直さを失わないよう心がけていくこと。

お客様に対し
・嘘がないこと
・裏切りがないこと
・営業のために、いたずらに煽ったりしないこと

今までどおり前を向いて皆で頑張っていくということが大切なのだと思います。
静かに真実を信頼していただくという方法の選択は
間違いなく、いつか社員にとって、人としての自負や理念・自信に繋がるはずですし
人生の中での、胸を張れるような「生きざま」そのものにも繋がるように思うのです。

だからこそ
改めてトップとして宣言したい。
これからも当社社員は、正々堂々と、お客様のためにお役立ちすることを使命として精励して参ります。
それが会社としての「生きざま」でもあると信じています。


by Hiroshi Nakamura

 

第101号(2017年08月)

蝉の声

先日、東京出張の帰りに、少し時間が空いたので靖国神社に参拝してきました。

私の叔父も太平洋戦争で亡くなりました。
わずか20数年の命でした。
母によると、私は叔父にとても似ていたそうです。

境内に遊就館という日本の戦争に纏わる歴史資料館があります。
太平洋戦争以前にも日清日露戦争、もっと遡れば鎌倉時代の元冦はもとより、戦国時代からも、国内でも数え切れないほどの戦さが繰り返されてきた事に改めて気づかされます。

  
館内に展示されている特攻で亡くなられた方々のご家族に宛てた手紙【遺書】を読むと、当時どんなにか生きたかったであろう無念の気持ちが一文字一文字の現実感とともに私の心に届き、どれくらいの時間が過ぎたことか、しばらくの間動くことが出来ませんでした。

8月15日の終戦から5日後、樺太郵便局員の10名の女性は、日本が降伏後にも関わらずソ連兵が攻め入ってきたため、集団自決をされたという史実にも心が苦しくなります。
自決の選択をされなかった方々は、結局ソ連兵に爆殺、射殺され、19名もの尊い命が奪われたそうです。 これは終戦後の一つの郵便局での話です。

閣僚の靖国参拝については色々と内外からの意見があります。
しかし参拝してみれば分かりますが、純粋に国を守るために盾となり散華された方々に対し、鎮魂と二度と同じ過ちを繰り返さない誓いをたてる場であるように思いました。

境内に鳴き響く、7日の命を懸命に生きる蝉の声が、戦火に散った叔父の短い生涯と重なり、私自身の、この与えられた今の環境を感謝とともに、「どう生きるか」ということを深く考えてみようと改めて思う日でもありました。

そして、国際情勢も不安定な中、平和へと想いを馳せる人々は今本当に多いと思います。
戦争というと、日常のニュースの中ではグローバルな視野で国同士のバランス的にも捉えられがちですが、その国々に確かに生きている個人個人の声や史実、痛み、悲しみ、後悔、一つ一つの文字から伝わったあの思いそのものが、もっともっと未来の平和への道へと確実に繋がっていくことを願うばかりです。


by Hiroshi Nakamura

 
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