創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。
第13号(2010年01月)
プラス思考で流れを変える
いよいよ日航の株価が7円となりました。
私が学生の頃には、常に人気企業としてランクインしていたのが嘘のようでもあります。世界の航空業界が厳しい環境にさらされていることも事実ですが、アメリカのサウスウエスト航空のように格安の運賃にもかかわらず、工夫を凝らしながらしっかりと業績を伸ばし続けている企業もあるのです。日航は「半官半民」であるがゆえに組織改革に抜本的な手を打てず、今日まで問題を先送りしてきた結果なのかもしれません。
話は変わりますが、昨日、株式会社いろどりの横石知二氏の講演を拝聴しました。氏は高齢者が人口の過半数を占める徳島県上勝町・・・ここで起業されたのです。
仕事が無いので男は朝っぱらから酒をあおり、女は影で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。その町でよそ者扱いされた横石氏が改革を訴えて町民の大反発を買ったことから始まった奇跡の地域再生をいかにして行ったかを聞かせていただきました。
今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高数億円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町へと変貌しているのです。
朝起きてもやることが無い・・・だから顔見知りが集う病院へ行く・・・すると病院が「談話室」と化す・・・これが医療費増大の一面なのです。
こうした負の環境連鎖を絶つには、高齢者が生きがいとなる「仕事」を通じて、社会に参加する「産業福祉」の仕組みづくりが必要だと話されていました。事実、この会社では94歳のおばあちゃんが生き生きと働かれ、納税者となり、町の医療費は徳島県で一人当たりの医療費が最も低いとのことなのです。
要は、今の環境をどう捉えるか・・・。マイナス場面をプラスに見ることで、流れを変えることが大切なのではないでしょうか。人は与えられた環境に対して、ただ待っていることや、あるいは変えることを避けようとすることが多いのですが、自分にとってどうなるのかが見えてくると、ようやく問題意識を持つ・・・。だからこそ問題意識が明確になり、役割があることで人は見違えるように生き生きと行動するということにも実感したのでした。
そして、この講演に熱く耳を傾けていると・・・そういう場作りをプロデュースすることが私の役割だという実感がどんどん生まれ、社員が生き生きと誇りを持ってこの会社で働く姿を想像しては嬉しさや喜びもさらにこみ上げてくるのでした。
by Hiroshi Nakamura