創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。
第102号(2017年09月)
会社の「生きざま」
創業57年ともなると当社も色々な事がありました。
社員の独立や同業他社への転職などもその一つです。
自分自身の中で、やるせない思いもたくさんありました。
人の本質は善なのか悪なのか、それがわからなくなってしまうほどの事もありました。
それでも、癌で亡くなる3ヶ月前、父が私に残した言葉。
「社員みんなと力を合わせて頑張ってくれ」という声を心に手繰り寄せては
お客様に対しても「無条件の善で有り続けたい」という信念を大切に
悔しさに沈むより、前を向き、皆で乗り越えてきたように思います。
そんな中・・・
東京出張から、かなり遅い時間に帰社した時のことです。一人の社員が残っていました。その彼から報告があり
「お客様のところで、同業他社に転職した元社員が、当社の誹謗中傷をして帰った」という事実を聞かされました。
幸い、お客様はそんな彼等のことを笑い流してくださっていたそうですが
詳細を聞くほど溜め息の出てしまうような、事実と異なる内容でした。
また、残念ながらお客様を騙すような営業と大差がないようにも思いました。
悔しさというより、大切にしてきたお客様への冒涜のような気にさえなってしまいました。
当社の社員は、私がそのような事をすることを最も嫌っていることを知っているため、どんな場合でも他社批判はいたしませんが、相手に言われたことに反論せず、誠意ある対応のみによって信頼を回復し積み重ねていくことはとても大変なことであるとも感じています。
今回の件では、当社の社員には何の罪も無い事なのに、反論などの冒涜合戦に走ることをしないがゆえに、辛い思いをさせていることに申し訳なくなります。
しかし、何よりも大切なことは
ビジネスにおいても
人としても大切な基本的な実直さを失わないよう心がけていくこと。
お客様に対し
・嘘がないこと
・裏切りがないこと
・営業のために、いたずらに煽ったりしないこと
今までどおり前を向いて皆で頑張っていくということが大切なのだと思います。
静かに真実を信頼していただくという方法の選択は
間違いなく、いつか社員にとって、人としての自負や理念・自信に繋がるはずですし
人生の中での、胸を張れるような「生きざま」そのものにも繋がるように思うのです。
だからこそ
改めてトップとして宣言したい。
これからも当社社員は、正々堂々と、お客様のためにお役立ちすることを使命として精励して参ります。
それが会社としての「生きざま」でもあると信じています。
by Hiroshi Nakamura