創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。
第112号(2018年08月)
フェアプレーの人生
サッカーや競馬にはフェアプレー賞があります。
もちろんスポーツには勝ち負けがあり、勝つことの喜びは大切なものです。
一方で勝ち方に拘る日本人にとっては、反則を犯してばかりで勝利してもマスコミからバッシングを受けファンは離れていくことでしょう。
とにかく勝てばいい、勝たなければ意味がないという文化の国との国際マッチを見ていると、その国の品位に疑問さえ持つことがあります。
スポーツにルールがあり品格が求められるように、ビジネスの世界でも同様であると考えます。
目標を達成するための行動や、日々の様々な事象、問題への対応は、どれだけルール化しても解決できる事ばかりではなく、規定の枠外でこそ個々の心根も試されます。
ルールやマナーを守り、周囲への配慮と責任感のある行動がとれる人は、自然に周りから信頼され尊敬されるものです。
しかし、そのことが理解出来ない人がいるのも事実です。
こういう人の傾向値に見られるのは、「誰かのため」ではなく「自分のためだけ」、常に基軸が自分だけとなり排他的になりがちです。
多様な価値観や柔軟なビジネス観への許容量も低い傾向から、結果、たくさんの敵を作り、排他的なビジネス観は、ともすれば組織だけでなく自分自身の破滅へと繋げてしまう危険も孕んでいるように思います。
また最近では、フェアプレーができない事例をニュースなどでも多く見かけます。
例えばSNSなどで一方的に相手を中傷する書き込みをし自己満足に浸る、という行為も
結局、そのような許しがたい行為そのものによって、淘汰制裁されるのはフェアプレーができないその人自身に返ってきてしまうのが常のようです。
それはビジネスでも同じこと。
真のフェアプレーとしての基軸と視野を大きく持ちながら、多様な価値観を認め合い高め合うという組織であり続けたいからこそ
私自身も襟を正す気持ちで、年度が始まるにあたり全社員に伝えました。
「互いに敬い感謝する気持ちを大切にして欲しい」と。
大きな視野での基軸、品格あるフェアプレー、これからも組織として実践しながら
個人も組織も、より高いステージへと一緒に登っていくことができるように
やはり社員一人一人が自立した人間力を高め、求められる存在同士であり続けてほしい、そんな組織でありたいと考えます。
人生はただ勝てばいいのではありません。
大きな視野で、基盤をつくり、真の規範と理念を大切にし、感謝と敬いの関係を築き続けることができるような
「フェアプレーの人生」への誇りも大切なのです。
by Hiroshi Nakamura