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ご挨拶
お客様に選ばれる企業へ
NADIXは時代の変化に対応し、常に最適なサービスを提供いたします。
代表取締役社長 中村 浩
私たちNADIXグループは、地域に根ざした事業活動をもとにお客様のニーズに多様にお応えし、お客様から選ばれ、愛される企業になることを理念とし、取り組んでまいりました。
創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 浩
徒然 NOTE BOOK

みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

第73号(2015年02月)

環境の変化と対応力

JT【日本たばこ産業株式会社】が飲料事業から撤退するという発表がありました。
JTというと、タバコのイメージがありますが、薬品=鳥居薬品、食品=旭フーズ・加ト吉、そして今回売却を決めた飲料事業。このようにM&Aを中心に事業領域を拡大してきました。


というのも、本業のタバコ事業が将来を見通せなくなってきたからです。
実はタバコの売上本数は、この15年間で約半減しています。
禁煙文化の浸透と、若者のたばこ離れは顕著で、10年後の喫煙率は現在の24%から12%へと更に半減する見通しだそうです。
(私も2013年8月10日から禁煙しました)→禁煙外来は効果ありです。

しかしながら、食品事業では中国冷凍餃子中毒事件で顧客の信用を失墜し、飲料事業ではシェア4%程度の業界9位と中途半端な位置にあります。

首位のサントリー が26%弱、コカ・コーラが19%、アサヒグループが10.7%、伊藤園が10.2%、といった状況で上位4メーカーで65%強と寡占化が進んでいるのです。
タバコという1社独占事業でも嗜好の変化に対応しなければ厳しい環境にさらされます。


当社に関連する複写機業界も、松下電器・三洋電機の撤退、三田工業の倒産(その後京セラミタとして再生)、コニカとミノルタの合併が行われてきました。
一方新たに、エプソン・HP・沖電気・ブラザー工業などのプリンターメーカーとの市場競争の領域に入ってきました。


大手メーカーであろうと、中小企業であろうとまったく同じです。
・常に環境の変化に対応する先見性と柔軟性を備えていること。
・競合他社に勝る明確な強み(商品・サービス力)を持っていること。
・顧客のパートナーとして、強い信頼を寄せていただけている関係であること。
そのために何をすべきかを、社員一人一人が理解し、具体的な行動を起こすこと。
そして経営者は、社員が迷うことなく動ける環境を整備することが大切だと思います。



いかなる経済法則に関わる書籍よりも、急激な環境変化に、まさに対応している企業の実践事例がなによりも参考になります。

今、私は任天堂が今後どのような戦略のもと、復活してくるかを興味深く見ています。


こうやってここに書いた数社を見ているだけでも、
企業経営ってほんとうに難しいですよね・・・

by Hiroshi Nakamura